2012年最高の人

車椅子プロテニスプレーヤー、国枝慎吾選手を推したい。
史上初の車椅子グランドスラム達成者にしてパラリンピック2連覇中。


ロンドン大会の時に特集番組や記事を見た。
それが可能なら、鎌で適当な他人の足を切って自分のものにしてしまいそうな、
強烈な生命力が印象的だった。姿にも驚いた(写真)。
車椅子生活となった9歳当時のままのような脚に、大きく頑丈そうな上半身。
65Kgの体重が筋肉量の多さを物語っている。


彼のコーチ、丸山弘道氏もまた優秀な人だ。探求心と探究心を持ち、
壁にぶつかってもすぐ修正してくる。これまでの話は本当に興味深い。


今の日本に足りないものは何か、とよく問われる。
自分は「バランス感覚」と「欲深さ」だと考えている。
後者を持つ国枝選手は、前者を丸山コーチで補いトップを走り続ける。