固定電話維持費を全利用者が一律負担?


ネタとしては、ちょっと古いです。


来年1月から携帯電話を含め、一律で月額7円/電話番号の支払いを、利用者は求められるかもしれない。NTTやKDDIなどの主要通信各社が、全国津々浦々で同じように固定電話を利用できるサービスを維持するため、過疎地などでの事業で出る赤字分をこれで補填するのが狙いのようだ。

具体的には電話交換機とそれらをつなぐ電話線、およびその維持管理が対象になるのだけど、ついに来たかという感じ。電話交換機は、手動交換機からデジタル交換機へと変遷し、それもダウンサイジング(同じかそれ以上の能力を備えながら小型化)を繰り返してきた。結果、交換局には空きスペースができ、ここにADSL等通信業者の機械を設置させる、コロケーションサービスの場にもなっている。2000年ぐらいからVoIPへの置き換えが進んでいるので、交換機製造自体が会社などで使う、内線用途向けがほとんどになっているようだ。


以前、手動交換機の時代に電話を利用した人に、面白い事を聞いた。ちなみに、この頃の電話のかけ方は、以下の過程を踏む。

  1. 最寄電話局にかける
  2. 手動交換する電話主事(オペレータ)に「XXにつないで」と伝える
  3. 電話主事は交換作業を行う
  4. 目的の番号に電話がかかる

3.は、基本的に依頼順になるけど、2.のときに「特急でXXにつないで」というと、何と優先順を上げてすぐ繋いでくれるというのだ。もちろん利用料金には、特急分が加算される。今では考えられない事だけど、手動交換作業がどんなものかやってみたい気がする。現場を見るだけでもいい。




話がそれた。
電話番号単位での課金だから、固定と携帯とPHSを各1持ってたとすると、支払いは年額252円増となる。さて、あなたはどう感じますか?