#4 モスクワにて(1)


Chapter#4 ホテル1


既に待っていたバスへ乗り、ホテルへ向かう。現地時間19時、とうに日は落ち、帰り路を急ぐ車の流れに紛れ込んだ。

巨大な家具店、マイカルのようなシネコンも持つハイパーマーケット、さらに自国では見ないような広さのディーラーが立ち並ぶ姿も見える。24時間営業の看板が掲げられた店も多く見られた。収入は日本よりやや少なめらしいが、購買意欲の高さが伺える。

バスは外回りの環状線へと入り、大渋滞の中を潜り抜けていく。街の感じが東京に似ていると、半分寝ぼけた頭で考える。人口は900万人を超えるのだと、ガイドは説明していた。



これを見るとそう渋滞は酷くみえないが、実際は夕方以降、密集している場合が多い。



初めて見るモスクワの景色を楽しんでいる中、ホテルへと到着する。実に派手な電飾に彩られたHotel COSMOS。名前は宇宙を意味していた。




部屋から撮った景色。大きなロータリーと兵士の像が見える。その先の道路までが、このホテルの敷地内だ。


外人向けの、25階建て巨大ホテルだった。ロビーには小さいがカジノもある。


#ですます調は今回やめ。