#3 出発


Chapter#3 いざモスクワへ


アエロフロートを利用しました。1便/日、成田第二空港からシェレメーツヴォ第二空港(いわゆるモスクワ空港)への直行便があります。JALにも直行便がありますが、1便/週です。
行きは13時発で、10時間半かかり、現地時間17時半に着きます。時差は-6時間なので、分かりやすいです。帰りは19時20分発で翌日11時に着きます。気流の関係で、帰りの方が、フライト時間は少し短くなります。


当日の運行状況は以下の通りでした。全て日本時間です。
13:25 動き出す
13:45 離陸
14:30 ドリンクサービス
14:45 食事
21:05 ドリンクサービス
21:15 軽食(到着3時間前に出すと予告していた)
23:40 着陸


搭乗する際、前に2人のロシア人が歩いていたのですが、噂に違わず体臭がすごかったです。ワキガ:汗の臭いを、1:2ぐらいで混ぜた感じでしょうか。10時間以上、こんなのが隣だったらどうしようかと、本気で悩みました。実際は、別なツアーに参加する、日本人女性が隣でした。良かった良かった。



飛び立ってすぐに撮った一枚です。ちなみに機体はボーイング767、ツポレフでなくて安心しました。最初のドリンクサービスの後ぐらいに、入出国カード(ちょうど開いたパスポート大の単なる紙だが、入国後になくすと大変な目に)が渡されるので、降りるまでに記入します。中で映画『The Devil wears PRADA』を流してました。もちろん、ロシア語吹き替え版です。



食事。ビーフ/フィッシュの内、ビーフを選択した。巻き寿司が見えるが、お寿司だと思わなければ、食べられる。後でコーヒーを持ってきてくれるが、これが一番美味しかった。まぁ、エコノミーだしね。



軽食。パスタ/フィッシュの内、パスタを選択した。軽食とは思えないが・・・。現地時間だと夕飯ぐらいになる。



モスクワへ近づいた頃。カメラマンの腕が悪いので、伝わりにくいが、非常に美しい朝焼けだった。大陸なんだなーと実感する。



到着近くに撮ったもの。街の灯りが見え、いよいよだと興奮した。やっぱり窓側だよね。


空港へ降り立つと、そこには少量ながら雪が。凍っている箇所もある。匂いは特になく、低い気温により整然となった分子で構成された、硬質な空気を感じた。シャトルバスで、空港建物内へ移動する。満員バスの中、ロシア人の体臭が、ここは異国なのだと教えてくれた。実は、シャトルバスのいた場所へ、何とタクシーまで乗り入れていた。日本人の名前を書いた、紙を持ったドライバーも居た気がする。入国審査とかどうするんだろう。


銃器所持のセンサーゲートを抜け、入国審査を受けます。パスポートと入出国カードを渡すだけで、話しかけられる事もなく終わります。私が話したのは、「ズドラーストヴイチェ(こんにちは)」と「スパシィーバ(ありがとう)」だけ。この後、スーツケースを受け取りますが、随分待たされました。さすがアエロフロート、仕事が遅い。


前回書き忘れましたが、『地球の歩き方』は必ず持って行った方がいいでしょう。また、英語は通じにくいとは書きましたけど、やはり英語が話せる方が当然よいです。少なくとも日本語よりは、特に若い人相手に、通じる可能性が高いからです。同じ趣味の外人と話せ、旅がより一層楽しくなります。