#6 モスクワにて(3)


Chapter#6 ホテル3

朝起きて外を見ると、まだ夜のように真っ暗だった。現地時間で6時くらい。この時期、日の出は8時前後だ。通勤に向かう車は、すでにたくさん走っていた。



これは朝食を食べ、部屋に戻ってから撮ったもの。前回のものより、少し左側へカメラを向けた。一番左にテレビの電波塔が見える。その隣の角のような建物は、航空宇宙博物館である。小さくて分かりずらいが、先頭にロケットが付いている。

現在、航空博物館は工事中である。とても見たかったので残念だった。ここでしか売ってないものもあるのに!



部屋の写真その1。ごく近くにテレビの電波塔があるのに、画像は乱れまくる。だってロシアだから。



部屋の写真その2。ベッドが乱れている。寝る前に撮れば良かった。にしても、本当に3つ星ホテルかと、あらためて疑ってしまう。


ホテル内2、3F施設には、カジノ、バーが2箇所、カフェが2箇所、両替所(人がいるだけ)、イベント用の部屋、お土産や日用品を売る店が4箇所くらい、中国料理店、ビジネスルーム(Internet接続サービス提供)、Intourist本社、そして特設の選手用シャトルバス受付所などがあった。ここはGPSロシア杯の公式ホテルである。出場選手や関係者の多くが宿泊していた。


1Fは車寄せに使うので、ロビーや通常の出入り口は2Fにある。出入り口では、必ずセンサーボックスを抜けるようになっていた。寒い地なので、当然風除室もある。


前にも書いたが、この部屋にはアメニティが殆どない。さすがに日本のホテルほどは期待していなかったが、それにしてもない。冷蔵庫はあるが、中は空である。コップはあるがポットはない。なので、飲料物を何か持ち込まないと、喉が渇いて困ることに。お湯がジャンジャン出るのはよかった。お湯のハンドルを捻った途端、いきなりガコンと落ち、足の平に当たって痛かった。修理してあげましたとも!(修理代よこせ)
ユニットバスは、ロシア人の体格に合わせてなのか、広々としている。浴槽も、幅は大したことはないが、長さは結構あった。