9月のバンクーバ合宿


日本スケート連盟が企画していた、本番環境を使っての、オリンピック向け合宿について。

確か、今年初めには発表していたと思う。ホッケー仕様なので、本番に合わせて少し広くして使おうというもの。これが、「費用が思ったより高い上、9月時点ではリンク拡張も不可(技術的にというより、おそらく許認可の関係だと思う)」という事で、ダメになりそう・・・という事らしい。


えっ今頃分かったの?


これまで数々の・・・な対応を見るに、カナダ連盟に確認とかまかせっきりだったんじゃないかな。ザっと考えても、以下ぐらいは確認が必要だと思う。けど、やってなさそう。この前の四大陸選手権もいいチャンスで、いろいろ情報収集できたろうに。


  • 現地のリンク製造業者に、一時的な拡張工事と元に戻す工事のための、概算見積りを依頼する
  • 現地のリンク製造業者に、一時的な拡張工事と元に戻す工事のための、工期がどれくらいか確認する

日本スケート連盟の予算と折り合うか、真っ先にこの確認が必要なはず。選手側にもある程度負担させるつもりなら、なおさらだ。フィギュア用にリンク拡張されるかどうかなんて、バンクーバがオリンピック会場に選ばれた辺りで既に決まっている可能性すらある。トリノオリンピックの翌シーズンに入ったら、すぐ確認するぐらいがちょうどいいかと。

  • 目的の明確化と本当にするかどうか、初期段階での方向確認を行う
  • 強豪他国はどうするのか調査する
  • 本番リンクのイベントスケジュールを確認する
  • カナダによるフィギュア用の拡張工事スケジュールを確認する
  • その後、合宿用に使える期間があるのか確認する

⇒去年の春ぐらいから着手し、各スケジュールが出てきそうな時期をまずは確認する。上手くすると自前の工事が不要となる。

  • 上記がNGなら、やはり自前で一時利用のための工事が必要となる。許認可が降りるか関係各所へ確認を取る。
  • 実施するかどうか、最終判断を下す
  • 万一NGとなった場合の代替案も作る
  • 実施する場合は、代替の担当者までを決め、予定を可能な限り押さえておく
  • 万一NGとなった場合の代替案と合わせて、想定選手らに意見を聞く

⇒前回の全日本選手権後がベストか。本当はもっと前がいいけど、コーチや練習リンクなど環境も変わるだろうし、ピンとこない時期に聞いても意味がない。


代替案として下記2つが出ているけど、目的がサッパリ。
1. 練習用リンク(こっちは完成しているらしい)で行う
2. バンクーバまで行かず、中京大のリンクで行う


そもそも、何を根拠にして、どのくらい予算計上していたのか気になる。でもNGだった場合の使い途も、決めてないに違いない。