オリンピック代表選考基準決まる


6月12日、日本スケート連盟が同サイトにて公表した。


下記に、ほぼそのまま転載する(いいのかな、とドキドキしながら)。


1. グランプリ・ファイナル3位以内の日本人最上位者を、その時点で内定する。
    この場合でも、原則として、全日本選手権への出場が条件となる。
2. 全日本選手権優勝者は、原則として、選考するものとする。
3. 以上の後、残る派遣枠については、
    a  全日本選手権3位以内の者
    b  グランプリ・ファイナル進出者
    c  全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位3名(組)

を選考の対象とし、競技会での獲得ポイント、演技内容、ワールド・ランキング等を総合的に比較して、選考する。なお、過去に世界選手権6位以内に入賞した実績のある選手が、シーズン前半にけが等で上記3.の選考対象に含まれなかった場合には、オリンピック時の状態を見通しつつ、選考の対象に加えることがある。


注目すべきは「世界選手権6位以内に入賞した実績のある選手〜」の部分だ。これって事実上、女子は安藤・浅田・村主・中野選手から、男子は織田・小塚・高橋選手から決めるという宣言とも取れる。彼ら以外の選手の場合、a.かb.かどちらかをクリアしても、”世界選手権6位以内入賞実績”の前には、それでもまだ弱い感じだし(c.はb.に引きずられるものだし、あんまり関係なさそう)。


連盟としては、絶対出場させたい選手のための、厚い救済策を打ったつもりかもしれない。が、どちらかというと、シーズン前にして足切りをした印象が強い。結果は同じなのに、世界選手権実績が入賞(8位)以内でなく、6位以内というのが何とも・・・。最高6位である小塚選手が、織田選手と中野選手の持つ4位以内入賞実績を持っていたら、書き方も”4位以内”になったのではないだろうか。


つまり連盟からして見ると、男子シングルは決定済み、女子シングルは1枠だけ迷ってますという事か。ほとんど村主選手と中野選手の一騎打ちになるかな。


文章は下手だけど、四大陸選手権まで含めてドキュメント化されたのは良かった。