白髪になる仕組み解明される


白髪の原因を東京医科歯科大の教授らが突き止めた、という最近のニュースから。


一言で言うと、色素幹細胞が分裂しなくなるから。もう少し言うと、この色素幹細胞が黒髪にしてくれるのだが、分裂が止まるとやがて失われるから白髪になるとのこと。


面白かったのは、報道各社によって、原因について全然違う伝え方をしている事だ。FNNでは「老化やストレスと言われてたけど・・・」というのに対し、読売では「白髪の原因はストレス」とタイトルにしてまでいる。ゲノム損傷ストレスによって色素幹細胞が分化・成熟してしまい分裂しなくなる、という内容を誤って伝えているようだ。子供みたいな間違い方だなあ。


ちょっと調べてみた。実際には色素幹細胞の分化・成熟過程辺りまでを突きとめていて、これが今回の金沢大、コーセー、北海道大などとの共同研究結果となっている。ああ、すごく納得。


少しでも早く、治療薬ができるといいですよね。でもその前に、コーセーから「白髪になりくくなる!」とか「白髪予防に」といったキャッチコピーの商品が出るだろう。