ギリス・グレイフストレーム


バンクーバオリンピックの公式サイトを見たら、伝説のフィギュアスケータなるページがあった。その中からギリス・グレイフストレーム(Gillis Grafström)について。


スウェーデンの男子選手で、アントワープオリンピック1920年)以降、3大会連続して金メダリストになった。4連覇を目指し38才で!レークプラシッドにも出場したが、オーストリアのカール・シェーファーに負け銀メダルで終わる(このレークプラシッド、どこかで聞いたなと思ったら、NHKの名解説者だった五十嵐文男さんも出ていたようだ)。オリンピック初出場時にして既に26才かあ。こういう時代の大選手だから、やっぱりコンパルソリーではベストスケータの1人に挙げられている。が、同時に優雅で音楽解釈にも優れていたようだ。


スパイラル、チェンジシットスピン(足換えのシットスピン)、そしてフライングシットスピンの開発者とある。スピンが得意な選手であるのは分かったとして、ええっスパイラルって男子が初なのか。今は女子で必須のエレメンツだし(ペアもあるけど女子を含むからだろうし)、てっきりどこぞの欧州女子選手がパイオニアだとばかり思ってたよ。


他にも、アントワープの時は靴が片方壊れて、急遽町で買うというトラブルがあったにも関わらず優勝とか。凄すぎる!さらに興味引かれたのが、彼はフィギュアに関する写真、絵画、そして彫刻のコレクターでもあり、それらは現在コロラド・スプリングスの世界フィギュア博物館に保管されているという下り。そんなもんがあるとは、知らんかった(そっちか)。


トム・ザカライセックコーチもいる、アメリカで今をときめくクラブもあるし、コロラド・スプリングス行きたいなー。