Friends on Ice 2009

新横浜スケートセンターのFoI千秋楽へ行ってきました。荒川さんを見たくてチケット買った直後、高橋選手の参加を聞き、余計に楽しみにしていた公演だった。

FoIは初めて見たけど、進行がサクサクとしてるし、会場が大きくないので全体を見渡しやすく良かった。代々木の体育館で世界選手権見たとき、選手が豆粒ぐらいに見えて全然楽しめなかった思い出が。

荒川 静香
マイクを握って観客に話す内容が、とても丁寧で感謝の気持ちが伝わってきて良かった。滑りは正直期待していた程良くなかったのだけど、絶好調じゃなかったんだろう。ジャンプにも失敗がなく、プロとしてのクオリティはキッチリ提供していた。主役のお勤め、ご苦労様です。最後のフラメンコ、苦手としている速くてリズミカルな路線なので新鮮だった。長く長く伸びるストロークが見たかったのけど、これはこれでいいと思う。一部動きが安藤選手の今季EXと被ってますね。衣装はちょっと彼女が着るには子供っぽい感じがしたかな。

シェーリーン・ボーン
2つのプログラムを披露したが、両者で大分感想が違う。1部のは殆ど滑らないのでイライラした。まだ滑らんのか、まだ滑らんのか、と思いながら見てたら終わってしまった。終始同じような動きだしなぁ。2部は途中から男性に見立てた椅子とずーっと一緒に滑っていた。氷を押す力強さやアイスダンサーならではの滑りを堪能できた。椅子をリンクに持ち込むのはよくあるけど、こんな風に延々と使い続けるのはあまりないように思う。今時なリフトもやってた。椅子の足には何を付けてるんだろう（そのままでは、あんなに滑るまい）？

佐藤 有香
上記の通り、やっぱりライヴだと何よりも「滑る」姿が見たい。不思議なもので、映像で見るのとは少し違う要求が出てくる。放送されたのを見てもあんまり良いと思えなかったのに、体重というか重力を感じさせないような、スーっと流れるスケーティングが見ていて気持ち良かった。あと、女性スケーターにキャメルスピンが上手いなーと感じる人って少ないんだけど、彼女のそれは自分好みでちょっと驚いた。回転が速く氷と体が水平で（フリーレッグが下がってないのはもちろん、上がりすぎてもいない）、終わる直前にフリーレッグがしなるように折れる事もない。

続く。