Friends on Ice 2009 2


お次は男子スケータより何人か。


高橋 大輔
今季のEX、DJ OKAWARIの『Luv Letter』を披露。振付けはどうも宮本賢二さんのようだ。『ノクターン』タイプの、しっとりした路線のプログラムだった。まだフルパワーで滑ってないからなのか、それとも大幅な柔軟性向上の成果によりこういう滑りもできるようになったからなのか、はたまたこういう滑りになったのか、は不明。最後のパターンだったら、あの力強い滑りが見られない事になるので、ちょっと寂しい気もする。まだ体に染み込んでない感はあったけど、音楽の捉え方はさすがだ。12月のメダリストオンアイスぐらいには、重厚感も出てくるかも。オープニングやフィナーレでは、圧倒的にリズムに合った動きをしていたし(一度に踊るので全員見切れた訳じゃないけど、少なくとも本人に近い場所に居たメンバに比べるとそうだった)。でも、あの衣装はないと思う(曲と滑りは一致してるのに・・・)。写真を見ただけなら、和太鼓とか使った曲なのかなと想像するぞ。


カート・ブラウニング
この人を生で見れるのも、今回の楽しみの1つだった。トゥや踵を上手く使って、細かいステップを踏みながら魅せるので、滑りもそれなりに見れてバランスがいいと思った。ジャンプはさすがに年なのか、さすがに良いモノではなかったけど、存在感はあるしその強い個性を安心して見れた。第二部で佐藤有香さんをハンガー代わりにしてて笑った(演技途中に現れた彼女は、脱いだ上着をかけられただけで、他に何もせず引っ込んだ)。


田村 岳斗
よく考えると、初めて生で滑るのを見た気がする。外国人スケーター含めて、一番エンターテイナーっぷりを発揮し、プログラムの中で滑り以外でも笑いも取っていた。ただ、その場で見てる分には面白いと思うけど、放送だけでコレ見ると多分退屈というか場合によっては引くかもしれない。アイスショー番組の滑り以外のパフォーマンスって、常につまらなく感じたし・・・。やっぱり、観ると見るは違うんだなーとしみじみ。高くて非常に細い軸のジャンプを跳んでいたのも印象的だった。


本田 武史
第一部のプログラムでははほぼミスがなく、非常にいい出来だった。第二部では3Aも挑戦したけど、残念ながら転倒。彼のジャンプは流れがあるのと同時に、チェックポーズをキッチリするのがいい。織田選手といい、やっぱり成功したらこういう動作もしっかり入れた方がいいなと感じた。ソルトレイク時代の選手らしく?力で遠心力を押さえ込むような太い軸で回るのがすごいなと思う。滑りの方も、長い長いイーグルを堪能できて良かった。男性のイーグルはいいですな。


もうちょっと続く。