2010 Dreams on Ice


今日放送のあった、フジ地上波版について。・・・はっきり言って微妙だった。ので、あまりイイ事は言ってないです。


鈴木 明子選手
新SP『ジェラシー』を披露。ここ2年くらい?で随分垢抜けた感じ。衣装や化粧も中々ステキです。せっかく伸びるスケーティングを持っているのだから、それをもっと魅せるプログラムにしたらいいのに。止まってのポーズやオーバーな腕の動きが無駄に多いため、少々ワンパターンな印象も受ける。損しているのでは。


村上 佳菜子選手
『be Italian』に乗せて、タンバリンを使って演技。EXだけど1つの作品になっているのは良かった。リズム感も良さそう、かな?ただ、滑りが酷すぎる。力で持ってスピードは出ているけど、一歩一歩が伸びている訳ではない。だからか結局、ジャンプの助走にもつながらない。全種類のジャンプに癖があるのも非常に頂けない。直前のモホークも強烈だが、特にサルコー前のについて、あの変な手はどうにかならないものか。


高橋 成美 & マーヴィン・トラン選手
新SP『Feeling Good』らしい。まず、女性の方が男性に比べてスケーティングスキルで劣るのが気になるなーと。スピードが彼女に引っ張られて十分出せないでいるように見えた。たまたま今回、調子が悪かったのだと思いたいが。何にせよ、日本でたった1組なので頑張ってくれ。


ステファン・ランビエールプロ
『RAY』より。足首の柔らかさも健在。観客をよく見て反応を伺いながら動く、まさにプロスケーターって感じでした。なのでTVではイマイチだけど(これは仕方ないんだろう)、ライヴの人は楽しかったのでは。しかし外人は何故脱ぎたがるのか。


ラウラ・レピスト選手
『Jupiter』。今回の女子シングルの面々にあって、圧倒的なスケーティングスキルで、見ていて非常に気持ちいい。現役で1、2を争う程だしね。フリーレッグの処理からくる見た目の美しさも合わせて、こういう選手が日本からも出てくるといいなあ。1番良かったです。


安藤 美姫選手
『Comin' Home Baby』でブロードウェイ風のプロ。冒頭の動きはまだ慣れてないのかギコチない感じだったが、彼女に合ったというか彼女が楽しそうな、小洒落て元気なEXになっている。先シーズンから変に落ち着いて危なげな感じはなくなったが、代わりに独特の強烈な存在感やパワーもなくなって、すっかり普通の選手になったなぁと。スリムなのに二重顎になって来た?



小塚選手(なんで以前のSP滑ってるのだろう)、村主選手、リード姉弟、南里選手、羽生選手はダイジェスト。



エフゲニー・プルシェンコ選手
『MALADE』より。何滑っても全て自分の色に染めてしまうので、ファンの人以外は正直面白くはないかなと。存在感は確かにスゴイので、これもライヴならいいのかも。見せ場のステップも太ったせいか、ちょろっとジタバタしただけという感じが。


高橋 大輔選手
アメリ』でランビエールプロの振付けとか。衣装や髪形まで含めて、モノマネしているようにしか見えん。Jr.の中村選手も同じくランビエールプロの『ポエタ』簡易版みたいなのを滑っていたが、絶対他人のマネなんてしてはいけないと思う。世界チャンピオンにもなったのにプライドないのか・・・。あーあ。


浅田 真央選手
『(ショパンの)バラード第一番』から。シンプルな衣装に合った化粧で、いつになく見た目がまとも。スカートが透けてなければもっと良かった。彼女も村上選手と一緒で、一歩一歩が伸びず、スケーティングが酷い。音楽が完全にBGMになってて、振りといい動きといい5秒と合ってないし。『鐘』にあったステップの一部が使われていたが、どう考えてもこの曲に採用するのはおかしいと思う。選曲や見た目からくるコンセプトと、ゴチャゴチャ詰め込んだ動きがちぐはぐで変なプログラムだ。



アナと八木沼さんのコメントだが、演技見て言ってるとはとても思えない。リップサービスにしても、あまりに現実と乖離させると興醒めを通り越して失笑ものだ。