2010 ジャパンオープン


シニアシーズンもいよいよ本格的に始まりました。本日、例年通り埼玉のスーパーアリーナで開催された3地域対抗戦について、19時からのテレ東放送順にて感想を。しかしまー、チケットや視聴率のためといはいえ、初回から毎年出てる日本チームの面子はいい加減外せばいいのに。コメントも毎年ほぼ同じだし。とのたまっているように、ハッキリ言って日本チームには非常に辛辣なコメントしてますのでご注意を(試合会場でのキャーキャー煩いのに辟易しているストレスかもしれない)。



キャシー・リードクリス・リード
ニコライ・モロゾフ氏による『アダムス・ファミリー(Marc Shaiman)』
EXのようですね。男性の方が一気に年取った顔になってて少し驚いた。ダイジェスト。


本田 武史プロ
『Awake(Josh Groban)』
痩せたと聞いていたのだけど、また太ったのかな?小塚選手に借りたような衣装でしたね。でもシットスピンが以前見たのより格段に良くなったかと。こちらもダイジェスト。


荒川 静香プロ
『夕顔〜源氏物語より〜(川井郁子)』
衣装が非常に美しい。日本もののはずだが、メインの楽器が楽器なので音楽はとても中国っぽいけれど。これぞプロという滑りですね。しかし2A、3S、3Tとこれだけ調子いいなら、日本チームのメンバーとして試合に参戦して下さい。それにしても、夕顔っておよそ荒川さんと対極にあるような女性なので、曲はともかくタイトルを聞くと違和感ありすぎ。


ジェフリー・バトルプロ
デヴィッド・ウィルソン氏振り付け、『グレン・グールドに捧げるクラシックバリエーション』
体型はほぼ維持かと思ったけど、どうも下半身がふっくらした感じですね。調子悪いのか、何でもないところでエッジから外れたり、スピンの質が明らかに落ちているのをみるのは辛かった。ジャンプもよくなかったが、何故か不得意なルッツは2本とも決まった。まあ、ありがちな展開だが。こういう上品かつ繊細だが決して女性っぽい感じはしない、スケーターがまたアマチュアに出てくるのは何時になるだろう。



ミハル・ブレジナ選手
振付師不明、『巴里のアメリカ人(ジョージ・ガーシュウィン)』
新FSだが、衣装は昨季のSPのですね。プロ自体もまだ作成途中の感じありありだけど。一人だけ4Sを入れてきた。お決まりの冒頭でないのはスゴイかも。獲物を狙うような屈み込みをする、ジャンプ前の姿勢がさらに悪くなったように見えるのは気のせいか?先輩のベルネル選手と違い、シーズン序盤でもこれならチェコスケ連も安心してると思われる。


小塚 崇彦選手
マリナ・ズエワ女史振付け、『ピアノ協奏曲第一番(フランツ・リスト)』
新FS、微妙だ。しかし少なくとも、昨季のよりは遥かに良い。相変わらずどこが盛り上がり処か分からんつーか、身長が実際よりも低く見えるというか・・・。何度見ても、感性がない選手だなあと、しみじみ思う。ひたすら一本調子何だよなぁ。最後のポーズが終わってからの表情も何とかして欲しい。しかし、これで150超え!?他チームの白けてる顔が見てて痛いんですけど。


アダム・リッポン選手
デヴィッド・ウィルソン氏振り付け、『ピアノ協奏曲第二番(セルゲイ・ラフマニノフ)』
随所に、キム・ヨナ選手のプログラムで見た事のある振り付けが入ってますね。ちょっと女性っぽい感じが強いなーと思ったら、ストレートラインステップ辺りから男性パートになったかのような振付けに。特に可もなく不可もない、といった印象だけど、男性陣では一番よかった。アメリカのエース候補だしね。


エフゲニー・プルシェンコプロ
ユーリ・スメカロフ氏振り付け、『ニジンスキーに捧ぐ(エドウィンマートン)』
4回転抜いてきましたね。男性にしてはノロいし、本当に傾斜がない(フラットな)スケート、かつ何滑っても同じ感じなので、すごく長く感じた。それにしても、今年何回日本に来てるんだろう。



高橋 大輔選手
パスカーレ・カメレンゴ氏振り付け、『ブエノスアイレスの冬(アストール・ピアソラ)』
こちらも新FSで登場。奇天烈衣装もだけど、髪型・・・。手榴弾入れたバケツに顔突っ込んだんだろうか。毎年の事ながら、清潔感がいい加減欲しい。あとプログラムもFS版『eye』って感じで新鮮味がない。カメレンゴさんらしい、4分半の長さを感じさせてくれる、纏まりのない作品だ。いつもの事だがステップもただただ全力で最初から最後まで踏んでいたり、どこがハイライトなのか分かりづらいし。


ユリア・セベスチェン選手
ニーナ・ペトレンコ女史振り付け、『ラウル・ディ・ブラシオ音楽セレクション』
1つ目の3Lzは何とか耐えた。ルッツあってこその彼女なので良かった。引退してたのかと思ったけど、相次ぐ欠場にビザの関係で依頼が入った模様。なので準備不足なのがまる分かりだったが、さすがにしょうがないかと。何か珍しく、すごく観客の方をよく見ていて、そこが良かったですね。


安藤 美姫選手
ニコライ・モロゾフ氏振り付け、『ピアノ協奏曲 イ短調エドヴァルド・グリーグ)』
新FSです。2006-2007シーズンカムバック?というような衣装と構成。あのー、また似たような4年を送るつもりですか?まあどうせ、衣装はまた変わるのだろうけど。背中でも痒いのかな、というような変な表情が多いので、今日のVでも見て直して欲しい。曲と全然合ってないし。スピンは毎年地味に上手くなってますね。


シンシア・ファヌフ選手
振付師不明、『パガニーニの主題によるラプソディー(セルゲイ・ラフマニノフ)』
新FSだけど、昨季とは随分印象の変わる衣装だ。髪飾りとの合わせ技で、曲にもよく合ってて素敵です。こういう風に日本の選手にもして欲しい。日本トップ女子連も大概上品さとか清潔さがあんまり感じられないし・・・。今回の女子新FSでは一番よかったです。最後の表情も良い。


サラ・マイヤー選手
振付師不明、『コレラの時代の愛サウンドトラック(アントニオ・ピント)』
引退じゃなかったっけ?スイスって他にいないし、引き止められたのかな。毎回素敵な衣装を着てくる選手だが、今回も外してませんね。年齢に合った、途中から少し単調になるけど、まずまずプログラムでは。が、最後だけは尻切れっぽいので変えて欲しいな。ジャンプの不調は直前練習の不足だけでなく、ちょっと太った事にもありそう。



浅田 真央選手
ローリー・ニコル女史振り付け、『愛の夢フランツ・リスト)』
衣装や選曲・・・安藤選手と同じように2006-2007シーズンカムバック?(SPとFSの違いはあるけどさ)。それはともかく、ジャンプ5種入れたのは良かった(重度のフルッツとか、全く直ってないようだけど)。振り付けもこなせてなくて、ずーっと同じ表情でひたすらフラフラしているように見える。彼女も小塚選手同様、感性ないですよね。お気に入り?の透けスカートといい、衣装も曲と合ってないし変だ。


ジョアニー・ロシェット選手
ローリー・ニコル女史振り付け、『サムソンとデリラ(サン・サーンス)』
このプロとJOは相性いいのか、あまり練習もしていないでしょうに、中々の出来でしたね。今回のカナダ選手は全員、基礎がしっかりしていてチェックも美しくて素晴らしい。今年はノースアメリカチームが勝つと予想してたのに外れました。日本チームが勝利でビックリです。



おまけのゲスト2人は何のために出演させてるのでしょうかね。コメントも事前に用意してたのがミエミエ。せめて印象に残ったスケーター一人挙げるくらいすればいいものを。番宣だけならテロップ流せばいいじゃん。余計な経費ばっかり積んでチケット代を高額化させるのも、本当に全っ然変わらない。この4年、関係者らは揃って冬眠でもしてたのでしょうか。