東京電力の計画停電


11日の東北地方太平洋沖地震にて被災された方々には、心より哀悼の意を表すると共に、まずは一人でも多くの方が救助されるようお祈り申し上げます。


さて、本日午後、東京電力(以下、東電)より明日14日午前6時20分から計画停電を行うとありました。理由はもちろん、電力の需要に供給が追い付かない見通しであるため。参考として、14日分については(ピークの18時〜19時にかけて)、需要想定4,100万kWに対し供給は3,100万kW程度となっている。用語についても、”輪番停電”から”計画停電”に統一したいそうです。以下に、ざっと概要をまとめました。随時変更となるため、正確な情報は東電サイトなどでご確認ください。

  • 対象エリアは東電管轄の9都県
  • 実施は上記の通り、3月14日午前6時20分から
  • 期間は4月末まで。状況を見ながら期間や内容に変更が加わるが、最悪夏まで続く見通し
  • 1日を5グループに分け、これに各エリアを約500万kW/Gになるよう割り当て
    • 第1G 06:20-10:00 と 16:50-20:30 より各3時間程度 (2回実施)
    • 第2G 09:20-13:00 と 18:20-22:00 より各3時間程度 (2回実施)
    • 第3G 12:20-16:00 より3時間程度
    • 第4G 13:50-17:30 より3時間程度
    • 第5G 15:50-19:00 より3時間程度
  • 第1/2Gに対する2回目の停電実施可否は状況を見ての判断となるが、する・しないの発表は特にしない(※1)
  • 明日のエリア割り当ては東電サイトなど
  • 15日以降のエリア割り当ては前日夕方頃、東電より発表(※2)
  • 自宅で医療機器を使われている方に対し、バックアップ電源の貸し出し予定(※3)
  • 東電の問合せ先はカスタマーセンター?(※4)



※1 実際に電気を使って停電のある・ないを知るしかない。
※2 「気温などで需給量は大きく変わる。なるべく正確な値で動きたい」という理由より、1週間単位とかの計画にしないとの事。
※3 バックアップ電源は今から掻き集める。次の地区の人への渡し方など、何も決まっていない模様。
※4 通常営業における内容以外、未だに殆ど内容を把握できてない可能性が高いため、実質各自治体の専用窓口になりそう。


最初に記者へ配布した資料に市町村記載の誤りがあったり、集中的なアクセスを考慮したサイトを用意していないのを始め、上記の通りお粗末な対応が見受けられるため相当の混乱が生じる可能性があります。お気を付けください。