全日本選手権 男子ショート


男子黄金時代ですね。後半2グループはGP優勝者ずらり。加えて、SPから4回転をこんなに次々に跳ぶナショナル大会なんて日本だけだ。


現時点、1位は羽生選手。この競技って本当に精神力がモノを言うなーと改めて感じた。ちなみに、今回一番良かったのは最初のキャメル。腕の力を使わない、体幹のみで回る素晴らしいスピンだと思う。


2位の高橋選手は、『ロミオとジュリエット』を演じていた頃と、別人みたいな体格になったなぁとしみじみ(特に下半身)。体も柔らかくなったけれど、それだけに足首の硬さに目が行く。にしても、最初から最後まで、ハイライトのないダラダラした印象を受けるプログラムだ。


あとは織田選手・・・。GPで4回転を決められないのを見て、きっと全日本でも同じ調子だろうし、評価も落ちたろうなと思った。番組中の紹介映像で、一人だけ滑っているシーンでなくジムの自転車漕ぎなのも、何だか妙に納得した。技術的には1位に一番迫れるはずなのに残念ですね。


さて、すでに2005年全日本の女子程にはならなくなった訳だが、明日はもっと良い試合になる事を期待したい。