すぐ側にやってくる障害者


南アのパラリンピック選手、オスカー・ピストリアス選手の保釈が22日、同国裁判所で認められた

BBCなどで盛んに取り上げられている彼は、個人としてみても興味深い部分を持つ。今の技術を持ってすれば障害者は健常者を超えさえもする、という単純な事実にももちろん驚いた。しかしそれ以上に、精神的に彼らは同じなんだ、と見せつけられた事が大きかったように思う。

これまで聞いて来た型通りの言葉は、結局、「障害者は区別され、少し後ろに存在する人たち」と語っている。美辞麗句を使った差別でもあるし、同時に彼らを助けてもいる。

ここにあるインタビューなどは、これまでの観念にある障害者のそれとは違った。野望を節々に感じさせる一方で、ただの今時な選手だ。そしてその風貌も、写真によって随分印象が異なる事に驚く。ショットによっては俳優顔負けだし、スーツを着て上半身しか写ってないと、障害者と言うのがおかしい気さえする。公式サイトも合わせて、全部が同一人物には思えないくらいだ。

より優れた道具と最新の知識を得、ぐっと前進してきている彼ら。今後はより内面が表に出てくる事だろう。良いところも、そして悪いところも。

今日の英語 : 健常者
healthy person, non-handicapped person, able-bodied person