そしてふりだしへ


ブレードがかなり外側へ付いていたらしい。スケート靴が何かおかしいなというのは、手に入れた直後から感じていたけど、やっぱりそうだと判明した。ブレードの位置をズラすと、片足に乗りやすくなった。前は片足で真っ直ぐ滑ろうとしても、すぐ曲がってしまっていた。特にバックがひどい。自分の制御の悪さだけではなかったようだ。


内側へブレードを移動させた方がいいというのは、個人レッスンを依頼したインストラクターの指摘によるものだった。上述のように、自分でもおかしいのは分かっていたので、いつか誰かに見てもらおうと思っていた。しかし、何がどうおかしいかまでは分からず、上手く伝えられない事もあって、そのままにしていた。判断材料となる知識やカンがなく、誰かに言われた言葉で右往左往するしかない状況って、すごく辛い。という訳で、一からやり直しである。


まず、そもそも論から始まる。「スケートは地上歩行とは違うのでー」云々。次に少し前で貸し靴を履いて滑ってる人を指しながら、「素人は後ろへ(スケーティングレッグを)蹴るがそれは間違いである」という説明に続く。やっとスケート靴を使うようになったら、その場足踏み。ひょっとしたら、時間一杯ほとんど滑らずに終るのでは!?と本気で心配した。
フォアのストロークで矯正を受ける。あぁ、やっぱり、ちょっとどころか大分おかしかったのだなと妙な感心をした。グループレッスンを受けている時、”うわー皆変なフォームだなぁ”と常々感じていた。それでも、殆どの人たちは自分より上手だ。まして我が身はもっと変だろうなと。己が滑っているのをビデオ撮影して客観的に見たら、しばらくリンクへ行けなくなるかもしれない。一通り否定されたけど、バッククロスだけは褒めてもらえてたようだ。記憶が正しければ、このインストラクターには習ってないのが気になるが・・・。