NHK杯観戦体験記


12月2日と3日、長野ビッグハットに行ってきました。初めての国際試合観戦という事で、外国人選手も多数見る事ができ、興奮の2日間が本当にアッいう間に過ぎた。少々オーバーだが、帰りの(現実行き)列車に行くまで、ずっと夢心地で時間間隔も麻痺するほど。ここでは、選手の演技がどうのではなく、体験レポートを書きたいと思う。


会場へは長野駅東口からシャトルバスが出ているというので、これを利用した。が!何と片道170円かかる。シャトルバスで料金払ったの初めてだよ。他のGPSと比べて倍近いチケット代を設定し、この中から例の事件を起こしておいて、随分ですな。思わず切符を売る職員(?)に向けて「着服!」と叫んでやりたかった。バスで約10分なので、歩いても30分の場所にあるんだけど。

会場へ着くと、当日立ち見券を売るテントが見える。入り口への階段で2列に分けられ、予約席チケット購入者とその他で分かれて並ぶ。入り口では当然切符切りがあるのだが、これに加えてカメラ所持の確認として、荷物検査をしていた。とはいってもかなり甘い。「持ってない」と言えば、中身を見せなくても通れる。3歳未満の入場は不可で、会場内での飲食も厳禁である。ロビーではNHKやスケート関連のグッズ、演技直後にリンクへ投げ入れる花などを販売していた。花については、ラップ済みバラ1本のものが500円、ブーケタイプが2,000円でこれまたすごい値段である。タオルケーキもあって、こちらは500円だ。投げやすそうだが、やはり圧倒的に花の方が人気だ。五平餅、ワッフル、サンドイッチ、タコ焼き、焼ソバ、ラーメンなどを売る屋台も入っており、休憩時間には飛ぶように売れていた。1,500円/冊もする大会プログラム(A41枚に記載した当日のスターティングオーダは、さすがに無料配布だが)もよく売れており、過去最高収益だったのは間違いない。私もこのプログラムを購入したのに、どこかで失くしたらしい。うう。あと、伊藤みどりさんのDVDも売られており、ちょっと欲しかった。


さて肝心の場内配列については、ここのPDFで言うと・・・

  • Aに実況席(アナや佐藤有香さんら)
  • Bにジャッジ軍、その上段にコーラー軍やNHKカメラ(確か)3台、さらに上は偉いさん達の特別席
  • DにNHK以外の報道カメラ軍
  • AとHの間の天井に電光掲示
  • CとDの間の角にNHKカメラを下げたクレーンと天井に巨大液晶画面
  • DとEの間の角にキス&クライ(通称キスクラ)と天井に電光掲示
  • GとHの間の天井に巨大液晶画面
  • Hの最も高い所にNHKカメラ1台

といった感じ。コーラーとは、ジャンプ回転数や、スピンなどのLv.を判定する専門の人たちの事を指す(ジャッジはこれに基づいて、いいジャンプだとか悪いジャンプだとかイチャもんつけて+-を付ける)。観客は電光掲示板で点数を見たり、選手が遠い場合巨大液晶画面で顔の表情などを見る事ができるようになっている。ちなみにジャッジはF側、言い換えると演技者からみて右側から1〜10番まで座っていて、レフェリーは5番と6番の間に座していた。さらに、競技の時の選手入場はE辺りを、Exでは2G辺りも使っている。競技の際、コーチなどはE辺りのリンクサイドに居た。自分は2Fに座った日もあったので、E辺りのフェンス裏側には「Please DO NOT KEEP STANDING HERE during a WARM-UP and the COMPETITION.」と印刷されたA4の紙が何枚か貼られていたのも確認した。小文字と大文字が混じっているが、そのまま書き写したものだ。
場内では適当な数のスタッフが居て、案内やその他の対応も特に問題なく、上手く機能していたようだ。まあ、あれだけ高額なチケットなのだから、これくらいはやって欲しいけどね。整氷は国際大会だけあって、2台同時稼動していた。へーと思ったのは、Ex途中でも1度行った事くらいかな。


帰りはまたシャトルバスに乗って長野駅に戻る訳だが、すっごい長蛇の列に並ぶことに。でも、バスは殆ど途切れることなく何台もくるので、あまり待たなくて済んだように思う。友人とずっと喋ってたせいかもしれないが。


非常に楽しかったので、また見に行きたいと思う。来年行われる東京での世界選手権が狙い目だけど、チケットがとれるかどうか。選手達は出場権をめぐって戦うわけだが、我々観客にも熾烈な戦いが待っている。