フィギュアスケートを題材にしたゲーム


NINTENDO DSのソフト『くるくるプリンセス』をプレーしてみた。フィギュアスケート関連という事で目を付けてたのだが、買うのはちょっと勇気が必要だった。あのキャラデザインとタイトルのタッグは非常に強力だ。略しても『くるプリ』だし・・・。大人がこれを手にするには、何かとちょっと引き換えに、ケースを棚から取ってレジに持って行く必要がある。ちなみにメーカはSPIKEという、2年前くらいに出来た会社らしい。GEOやチュンソフトと関係あるとか。


おおまかな内容は、公式サイトにある通り。ここでは、フィギュア好きが気になる部分をちょっと紹介したい。まずノンプレイヤーキャラとして、荒山静香安野美樹(”あんの”ではなく、”やすの”と読むらしい)、浅香真子、そして自キャラのコーチとして斉藤みどりが出てくる。どこかで聞きましたねー。


プロフィールもほぼまんま。やっぱりこうでないと裏切られた気になるしね。コーチは山田コーチと伊藤みどり元選手を合体させた感じかな。他にも名前だけのようだが、村地史枝織部信長の2選手を確認した。やっぱりまんまな感じで紹介されている。外国人選手も何人か出てくるが、それは実際に遊んでのお楽しみ。どうも2005-2006年シーズンをベースに作られてるようだ。ときどき誤植があって、オリジナルの名前が表示される事もある。


ストーリーは、来年の世界選手権での優勝を目指すというもの。が、中2の14才からスタートなので、早くも突っ込みが入る。年齢制限で出場できないって。もちろん、「実際のルールや技とは違う」と断ってはあるんだけど。他にも、その高い目標の割には町内大会3位以内入賞をして強化費用をもらおう!とか、その強化費用とやらが毎月のこづかいに毛が生えた程度だとか、資金調達があきらかにおかしい。
さらにスゴイのが、いきなり2Tとか習得しようする事だ。3才から始めてるのに1回転ジャンプしかできないって何事?話を進めると今度はスタンドスピンを習得しようとする・・・。こんなんで1年後の世界選手権目指すって正気かこの主人公。そして何よりコーチ。10年以上も今まで何習わせて来たんだようーーー!!
しかし一番スゴイのは、毎度毎度試合前日に曲とプログラム構成(ついでに衣装も)決める流れ。通し練習も1回だけ。SPが終わると次の日のFS用にまた曲と構成(とついでに衣装)決め・・・。お前らアホかーーー!!!思い付きでやるなよ。そんなんだからラン-要素、ラン-要素しかなくて振り付けの”ふ”の字もないんだよ。って違うか、容量制限だよね。


こんな感じのゲームだが、クリアまでに13時間くらいかかった。ゆっくりやったので、10時間くらいには軽く抑えられると思う。そうそう、試合に使う曲は、名前の出て来る選手が使ったものが多い。これもフィギュアファンには1つの楽しみだろう。