ソチ五輪 フィギュア団体4


シングル女子では開催国の(露)ユリア・リプニツカヤ選手が大活躍しました。ロシアは未だ女子シングル金メダルなし。団体金にも先を越されたのは興味深い。


例によって”体型変化前は出来る”タイプに見えるので、年齢制限ギリギリで五輪に出場できたのは強運かと。さらにこの年齢をプログラムにも利用、”かわいそうな子供”をモチーフに。ただ、ショートもフリーもというのは、さすがにあざと過ぎて両方見ると白ける(最初と最後を同じ演技にしてマラソンみたいに折り返す構成なのも同じ)。小利口な少女が使う常套手段を起用した単純な戦略だが、ロリコンやら思考が単純な人から「これはすごい表現(力)だ」とか真顔で言ってそう。


今回「お!」、と思ったのは(伊)ヴァレンチナ・マルケイ選手。フリーは正に会心の出来、思わず画面に向かって拍手してしまった(残念ながら演技自体はそう面白くもなかったけど)。垂直方向への跳躍力に優れるがその後の処理が悪い、換言して「入りは早くて後が遅い」ため転倒多かったのが、本試合では良くタイミング合ったようだ。このタイプの特徴として、2番目や3番目のジャンプに入るまでが遅くてドンくさい印象というのがある(ゲデヴァニシヴィリ選手がこの典型)。ちなみにその逆の「入りは遅くて後が早い」典型は荒川さん。この手のスケーターは全体に間延びして見えやすい(”もっさり”という表現もよく聞く)。


今日の英語 : 体型変化
body habitus changes