ソチ五輪 フィギュア団体6

続いてペア。解説などで、高橋・木原組を「結成から1年ですが、よくここまで云々」と美談じみた言い方がありました。放送用として考えれば特に意義はないのですが、少し大仰だと思います。懐疑的だと言ってもいい。

2010年、イルハンというトルコの元サッカー選手がソチ五輪を目指すとかで、いきなりペアを始めるというニュースがあった。出場権の獲得に失敗したが、一応形にはできたようだ。三十代後半の未経験者がわずか3年でだ。

シングルの選手がペアに競技を転向するというのは別段珍しくはない。アイスダンスでも同じ事を聞いたが、二人の同調性を合わせるのも含めると、「3年」が最低必要な期間という。どの辺りのレベルに対してかは不明だけれど、それなりには試合の中で戦う事を想定しているはず。何を言いたいかと言うと、本気を出せば、強化は思うほど難しくはないという事だ。後はペアやアイスダンスへの転向について、条件を思いきり優遇すればいい。特にペア用の男性は他競技から誘うのも良し。お金をかける、というのはこう言う事をいうものだ。


話戻して、個人競技の方のペアは既に結果が出ました。団体競技がロシア選手の点数吊り上げ用にならない事を望みます。


今日の英語 : 転向する
shift to