ソチ五輪 男子シングルSP

波乱の展開があまりない結果に。ただ、(露)プルシェンコ選手は残念でした。せめて、少しでも腰の具合が軽ければと思います。

1位となった羽生選手と2位のチャン選手を分けたのは、トリプルアクセルでした。盤石にしているのと弱点であるのとの差、これに尽きる。一方がコーチ騒動を起こしている間に、もう一方は得点源のジャンプ構成で武装強化した。

滑りはさすがに相当な差があるかと。チャン選手と(米)アボット選手辺りがいつもながら上手いなと思うけれど、今回は(チェコ)ヴェルネル選手が一番良かったです。重心の低い、アイスダンサーにも見ないような深いエッジ、加えて上半身とも連動するしなやかさ。見ていて気持ちのいい、何度も見たいようなスケートでした。あと(米)ブラウン選手、隙がなく上手いですね。でもデービス・ホワイト組同様、見ていてあんまり面白くない。アメリカの選手にはこういうタイプ多いなあ。

話戻して、金と銀のメダルに上の2人がかなり近づいた訳ですが、男子競技なのでまだ分からない。解説が時折言う「実力はあるのに発揮できなかった」などという現象は存在しない。精神力も実力の内だ。さて誰が勝つか。


今日の英語:
as firm as a rock
似たような言い回しがあるのですね