ソチ五輪 日本の報道

アナウンサーからスポーツジャーナリストに至るまで(自称批評家等、芸能人は論外)、ほぼ低能か無能のいずれか、あるいはその両方に該当するという現在。フィギュアスケートを例に、報道の問題について少し書いてみたいと思います。

「アマチュア(スポーツ選手)」というのは今や完全に形骸化。出資されている選手絡みとなるとマスコミの殆どは機能不全に。それが続くせいでしょうか。その影に隠れるようになっていた報道能力の低下もまた、ソチ五輪では特に露わとなっています。幼稚、大袈裟、不明瞭、不正確、妄言、偽情報(嘘)、などなど。

一方、技術的説明でそれらをサポートするはずの、元フィギュアスケート選手の解説陣も酷いものです。表側ほどすっかりコウモリかミスリード屋になっている上、最近ではワタシもボクも、とその昔の中堅以下だった選手たちまで小遣い稼ぎをしに大法螺吹きをする始末。厚顔無恥、という言葉をご存じか心配になります。

浅田選手を軸に作ったこのビジネスモデルですが、公式練習の情報1つ、まるで同姓同名が3人はいるかのように情報が錯綜。”当人の実力や個性”と”設定イメージ”に相当な乖離があるのに、利害関係者らが本当の事を言う代わりに取り繕い、虚飾にまみれさせてきた結果です。もはやそのひと塊が妖怪じみてさえ見える。善意の愚者多きこの”日本村”にあっても、こういう異常な状況を取り上げる事のできる、本物の報道が待たれます。



今日の英語: こうもり(八方美人)
a person who tries to please everybody