ソチ五輪 女子シングルSP

首位の(韓国)キム選手を、僅差で(露)ソトニコワ選手とコストナー選手が追う展開に。精彩を欠いたキム選手と会心の出来のコストナー選手で、ようやく勝負になるんだな、と点を見るまでもなく改めてキム選手の能力の高さに驚きました。

キム選手の6分間練習を見ると、周りの選手たちのゆっくりなスピード感が、いつもの調子を狂わせているようにも見えました。とは言え手堅くまとめたのは流石の一言。フリーの方ではいつもの環境に戻る事もあって、点も出てくるでしょうが、それ以上に『アディオス・ノニーノ』の完成形を期待したいです。

その他、(加)デールマン選手の『Cancion Triste』も中々良いなと思いました。つなぎの工夫はもちろん、本人の若さや生命力溢れる感じが。もう一人、マルケイ選手の『帰れソレントへ』も良い。同じ国の作曲者による作品だと、他国の人間ではその深淵までは分からずとも、異国情緒を味わえます。

ロシアのもう一人が上位に。リプニツカヤ選手同様、癖の強いジャンプと個性的なスピンを持つのですが、華やかなこのソトニコワ選手の方が自分は見ていて楽しいです。


今日の英語: 華やかな
spectacular(うーん、しっくりくるのがない)