ソチ五輪 女子シングルSP2

鈴木選手、バンクーバー五輪の時より精神力が落ちている感じですね。年齢のハンディをカバー出来ていないどころか、全体としてパワー不足に映りました。「心を込めて(でしたっけ?)」に意識を向けすぎていたようにも見える。

村上選手、トリプルフリップは残念でした。結構3T+3Tの後に、そのジャンプかダブルアクセルのいずれかをミスしている気がします。ただインタビューではいい顔をしていたので、フリーの牛蒡抜きに期待ですね。

浅田選手、コンビネーションジャンプを最後に持ってきていましたね。そもそもリカバリーできない構成って一体・・・。


以前少し書いたエントリーの1つ、TESとPCSについて。ショートの採点結果を見てみると、バランスを最も欠いているのは浅田選手でした。TES=22.63点に対しPCS=33.88点。その差11以上とダントツです。2番目であるヘルゲション選手の5.18と比べても、なお倍以上ある(今回平均して約1.45ほどTESよりPCSの方が低く、首位から3位まで全員TESの方が上)。技術点と言えるTES単体で見ると27位、完全に予選落ち(25位以下)です。しかし全体では16位。さすがにこのPCS(4位)は問題視されるでしょう。

ショートとフリー、女子と男子の差があるとはいえ、技術力に最も問題があるのはいずれも日本人選手でした。


今日の英語: 牛蒡抜き
overtake / in a single spurt