靴とブレードの変更


自分の話です。たまたまだけど、オリンピック開幕日と一緒になった。だから日付は覚えやすいけど、感覚の方は忘れそうなので、書き残しておきたい。


これまではオオタスケートの靴 + John Wilson社製コロネーションエースだった。よくあるパターンです。習い始めて2、3ヶ月くらいにセット購入して以来3年半、靴もその時のまま、一度の買い替えもなしに使い続けた。ブレードはともかく、靴は良く持った方かも。


今回はHarlick社製の靴(Competitor) + Paramount社製のブレード(ゴールドシール仕様、最近新しく出たらしい。これまでのはパターン99仕様らしい。このページを見るに、ファントム仕様もあるようだ)にした。理由は到って単純で、先生に紹介されたから。どれがいいかなんて、自分のレベル&実績から分かるはずもないし。

一気に靴とブレードを変えるという事で、ちょっと不安はあった。靴とかブレードを変えた、他の大人スケータから、慣れるまで2-3ヶ月かかったとか、トゥをひっかけてよく転んだとか聞いていたからだ。ゴールドシールについても知ってはいたけど、ネットで再度調べると上級者向けとかあるし。「うわー自分、やばいかもしれん」とか「結局ダメで別なのに買い直しになったら出費が痛すぎる!」とか何とか。


で、まず氷の上に一歩踏み出して・・・いきなりコケた。ズルズルっという感じでおねえ座りになったから全然痛くなかったけど。エッジケースを外し忘れてリンクインした感じに、ちょっと似ていた(そーっと入ったから、転倒の衝撃はほぼゼロで済んだ)。

次にソロソロと前に滑り出してみて、あまりの違いにビックリ。写真を見ると分かるように、コロネーションエースみたいに強いカーブがない構造のためか、自動的に以前より重心を少し前にした乗り方に。なので何となくかもしれないが、少し体全体が前傾(大げさに言うとスキージャンプで見る空中時のあれ)姿勢になっている気も。常にテール(踵)部分が浮いている感じを、ハッキリ認識するようにもなった。しかし何といってもメチャクチャ滑る!前よりずっと摩擦がなく、スーっといつまでも滑っていく。


バックもかなり違った。これまでと同じ部分に重心を置くと、いきなり靴が重くなったようにというかブレーキをかけながら滑っている感じになった。なので、こちらは能動的に乗り位置を少し後ろへずらした。


さらに、靴もブレードもこれまでより軽量なので、トータルで非常に軽くなった。手で持ったりカバンに入れて担いだりすると、明らかに軽く感じるから、持ち運びが楽になりそうだ。もう1つ大きな感覚の違いとして、ブレードの高さがある。以前より随分低くなって、氷に近づいたかのよう。


気に入ったのは、上記にある滑走性能の高さから楽にスピードが出る事と、カーブが浅いのでターンタイミングが早く来る事だ。コロネーションエースの時、遅いからタイミングを合わせるのがやりずらかった(毎度意識的にちょっと待つ必要があったというか)。


心配していた慣れについて、2-3時間で、ほぼこれまでやってた要素はできるようになった。やれやれ、何とかなりそう。高かったのだし、大事に使ってたくさん滑ろうっと。