スケートとストレッチ


荒川静香プロがストレッチしている動画を見た。よくある背中とか足の開脚ではなく、主に肩について。


映像の中でスタッフが、「肩がおかしい、肩がおかしい」と言ってる箇所。ここまでくると笑える。競技中だとサラっとやるし、他の選手もしてるしで目立たないけど、こうフォーカスを当てるとスゴさが分かる。ビールマンポジションって背中の柔らかさが一番重要に見えるけど、股関節や肩の可動域の広さの方も、かなり求められるらしいんですよね。


以前少し触れたように、スケーティングやモホークといった基本的なターンでさえ、柔軟性は必要だ。アップライトスピンやバックスクラッチスピンにしても、一定以上股を開かないと締める事ができないし(遠心力を受けにくい角度から、フリーレッグをスケーティングレッグへ寄せてこれない)。


ジャンプ後のチェック時に片足あげるのも結構大変だ。この動作についてペアの女子を見てみると、シングル女子と比較して、明らかに強調した動きをしている。ペアからの転向組み、例えばドイツのアネッテ・ディートルト選手を前後の選手と流してみるとハッキリ分かる。ここまで上がると気持ちいいだろうなと思う。


いつか「体柔らかいねー」と言われるようになりたいな。